脇役という生き方 川口満宏選手(58期・東京)に学ぶ
1月の競輪祭を優勝した後閑選手のことは以前書きました。実は後閑選手の優勝コメントに「気になったこと」が一つありました。
競輪祭の決勝戦、川口満宏選手(58期・東京)が、神山選手・後閑選手の三番手を回り、関東ラインを固めました。「川口さんが三番手でラインを固めてくれたからこそ自分が優勝できたんです」とのコメントでした。
「KEIRINマガジン5月号」にちょうど川口選手のインタビューが掲載されていました。いろいろ考えさせられました。記事のタイトルは「希薄になりつつある競輪道を守る名脇役」。
下記は同誌のインタビュー記事から抜粋、引用しています。「最近はね、若い選手が先行してやってるんだぞっていうところが見えるんだけど、やっぱりお互い様なんですよ。先行と追い込みっていうのは。そういう『競輪道』っていうのは残していかないといけないと思うんです。それに、ラインの大切さっていうのが希薄になりがちだけど、少なくとも僕は大事にしていきたい。あのレース(競輪祭決勝)を見て、それを分かってくれた人が何人いるか分からないんだけど、ラインの大切さを身を持って示せたことに関しては満足してますね」。
うーん、ラインの大切さ、私も示して頂きました・・・(涙)。
社会に出て働いてみて、それを実感します。仕事をしていると、自分が先行しなければならないこともありますし、自分が番手でマークしたくても先輩を立てるために三番手を固めなければならないことが多いものです。敢えてそうするのは、我慢するというのではなく、自分がラインを固めることで勝つ可能性が高まるからです。自分本位では出せる結果もだせない、社会人の皆さんは痛感していることではないでしょうか。
競輪は観ても、賭けてもおもしろいギャンブルなのですが、社会の縮図のようだと思っています。いろんな個性の人間が、いろんな思いで走っている、いろんな利害関係も含みつつ・・・(涙)。
よく考えれば、私の好きな競輪選手は、職場における私の立場に近い選手だったことに今気付きました・・・。そんな応援する選手が活躍する時、元気が出るし、車券も損得抜きでその選手から買ってしまうのです。
本日のテーマから逸れましたが、川口選手が主役になる日は近いと思いました。
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